喘息(ぜんそく)は、息の通り道である気道炎症を起こすのが原因です。
その要因には、いろいろなアレルゲンや感染症、運動、心理的要因、大気汚染、煙、薬など、様々なものが考えられます。
これらの刺激によって、筋肉のけいれん収縮などで気道の中に痰がでて、気道が狭くなり喘息(ぜんそく)発作が起こるのです。
喘息(ぜんそく)には埃やダニなど、日常生活の中には様々な原因がありますが、些細なことに気を付けるだけでも予防につながります。
ここでは原因に合わせた予防法の一部をご紹介させていただきます。
日本の気候は、ダニが繁殖しやすい温度と湿度だといわれています。
特に、エサとなる埃やフケが多い場所、毛羽立っているものがある場所にはダニが多く潜んでいます。
カーペット、布張りのソファ、カーテンなどは繁殖しやすい環境のため、念入りに掃除をしましょう。
また、布団もダニの温床となりやすいので、きちんと乾燥させて掃除機で吸うなどして清潔を心掛けましょう。
人間が生活している限り、目には見えなくても、必ず室内の空気は汚れます。
できるだけ室内をクリーンに保つためには、余分な湿気や埃を減らすための常時換気が必要です。
特に冷暖房をかけている場合は、15分に1回程度は窓を開けて空気の入れ替えをしましょう。
また、暖房器具は外へ排気するタイプにし、エアコンのフィルターを常に清潔にしておくことも大切です。
喘息(ぜんそく)疾患のある人は、少しの空気の汚れにとても過敏。
発作を起こす要因にもなる煙草の煙は喘息(ぜんそく)持ちの方にとっては大敵です。
また、煙草のヤニはダニの大好物であり、繁殖させてしまいます。
家族のためにも禁煙をおすすめします。
犬、猫にアレルギーを持つ方も多くみられます。
抜け落ちた毛を吸い込んだ場合や、ペットを室内で飼っていることによってダニが増加してしまった場合などが要因なようです。
こまめに掃除したり、抜け落ちる毛を少なくするためにペットのケアもこまめにしたりすると効果的です。