長引く咳(せき)の原因は様々です。喘息(ぜんそく)もよくある原因のひとつですが、2週間も咳(せき)が続いているようなときには病院に受診するようにした方がいいでしょう。
喘息(ぜんそく)は徐々に悪化していく病気です。最初は軽症で発作的におこるため放置されていることも多いのですが、そのままにしておくと悪化してしまいます。軽症のうちに普段から治療することで悪化することがかなり防げる病気ですから治療を受けていた方がいいでしょう。
吸入ステロイドは安全性が非常に高い薬です。吸入したとき喉に残ると炎症をおこしてしまうことがありますが、使用後きちんとうがいをすることでほとんど防げます。 逆に吸入ステロイドを使用しないでいた場合、喘息(ぜんそく)そのものが悪化することもありますし薬も副作用が強いものを使わざるを得ません。
薬を減らしたいときや止めたい場合には必ず主治医と相談しましょう。患者さん本人が感じられる症状だけでは病気の状態が正しくわからないことが多いからです。 自己判断で薬をやめていることを主治医に秘密にしていてもずっと病状が落ち着いていればいいのですが、悪化した場合、薬を元に戻しても体が元通りに回復するとは限りません。結果としてかえって薬が増えることになってしまいます。
喘息(ぜんそく)に限らず他の病気で薬を飲んでいるときに病院にかかるときには担当医に相談をするようにしましょう。薬局でもらえるお薬手帳を病院にかかるときに持参すると良いでしょう。
過去使って副作用のなかった薬ならほとんどの場合問題はないと思いますが、薬が原因で起きる喘息(ぜんそく)、特に風邪薬などに含まれる消炎鎮痛剤でおこるアスピリン喘息(ぜんそく)は重症化することもありますので気をつけて内服するようにしてください。喘息(ぜんそく)発作がでたと疑わしい時にははやめ受診するようにしてください。 風邪自体が3日経っても改善してこない時には受診するようにしましょう。
遺伝ははっきりとは分かりませんが家族内で喘息(ぜんそく)のひとがいる場合には喘息(ぜんそく)が起こる傾向はあります。
あなたにとって悪化すると分かっている要因(ハウスダストなど)との接触はマスクを使うなどして極力避けた方がいいでしょう。もちろん接触が避けられないものも多いので基本は薬をしっかりと使っておくことです。
飼ってからアレルギーだと分かるのは不幸ですので、念のため事前にアレルギー検査はやっておいたほうがいいとは思います。もちろんあとは価値観次第ですからなんともいえませんが。
喘息(ぜんそく)が起きているときは気管の粘膜がはれていますのでアルコールで血のめぐりがよくなると余計にはれてきます。つまりお酒を飲んで喘息(ぜんそく)が悪くなるのはお酒のアレルギーということではなく、もともと喘息(ぜんそく)の発作が抑え切れていないということです。
天候は喘息(ぜんそく)に非常に大きな影響を及ぼします。これは個人差が非常に大きく、苦手な気候は人それぞれです。