咳および喘息の診療に関してはガイドラインをベースに保険診療にておこなっております。ガイドラインは全国の呼吸器内科でおこなわれている診療の基本方針を示したもので、標準的な治療とお考えください。逆にいえば「ここでしかやっていない特殊な治療」のようなものは行っておりません。その代わりに基本を大事にしているクリニックです。
一般的な咳や喘息の治療は大きな病院は必要ではなくクリニックレベルの診療でほとんど対応可能ですし、特に喘息の場合はどれだけ軽症のうちにはやくみつけて治療方針をたてていくことができるかが、5年後10年後の生活に大きく関わってくると考えております。早期診断早期予防介入を信条としており、これは大病院ではむしろできないことと考えております。特殊な検査・治療および緊急性の高いものに関しては、必要と判断すればご紹介いたしますのでご安心ください。
診療を通して患者さんには病気とのつきあい方を学んでいただけたらと思っております。喘息のように夜自宅にいるときにだけ調子が悪くなるような病気の場合、その時に正しく対応できているかどうかで生活が全く違ったものになってしまいます。病院のかかり方ひとつとっても、ただかかればいいというものではいいというわけではなく、一般の人には知られていないようなコツがありますのでお伝えしたいと思っています。